会長の挨拶

近年医学生物学は目覚ましい発展に伴い感染症は大きな変化を齎し、バイオセーフティーレベル (Biosafety Level:BSL) ・新興感染症・再興感染症・病原体の検査および研究・環境保全・公衆衛生・組替DNA実験・院内感染・医療廃棄物・自然災害・バイオテロ・危機管理等、諸々の問題が提起されています。

上記に記載した背景を基に、バイオセーフテイ (Biosafety) :生物学的安全性分野の果たす役割を社会的に強く求められています。特にバイオセーフテイに関して、WHOが新しく概念を提起したEmerging and Re-Emerging Infection Diseaseや、2001年に米国で発生した炭疽菌事件 (バイオテロ) および2003年に中国で発生し世界を震撼させたSARSの流行がありました。

日本では冬期流行する新型インフルエンザが、2008年に夏期発生しワクチンが不足し、慌て欧米の製薬会社から輸入する状況、その際ワクチンによる副作用に対する免責を要求される為体です。又、今年は再興感染症 (Re-Emerging Infectious Disease) と思われていた口蹄疫が2000年に92年ぶりに小規模な発生し、2010に再度、宮崎県で大流行し2000年の経験を生かせず最大な損害を齎し、危機管理の不足を如実に現しています。

自然災害等の対応に伴いバイオセーフテイの関心が急速に高まった事が一つの要因でもある。一方、2010年に生態系破壊に補償請求権について、生物多様性・条約第10回締約会議 [Conference of the Parties 10(COP 10)] の関連会議としてカルタヘナ議定書、第5回締約国際会議 [Meeting of the Parties 5 (MOP 5)] で遺伝子組み換え (LMO) に関する [名古屋・クアランプール補足議定書] が採択されました。但し、詳細 (遺伝子資源) については (生物多様性を持つ国々(Mega diverse Countries LMMC)原産国と利用国で利益に関しての配分で議論中です。

その他、Biohazards (生物災害) ・Microbiological hazards (健康障害)・Radiation hazards (放射線災害) ・Chemical hazard s(化学物質災害) 等があります。 

現在、我が国でも、これらの諸条件を踏まえバイオセーフテイに関して、NPO法人バイオメディカルサイエンス研究会(講演・講習・実技実習)・バイオセーフテイ学会 (感染症研究所) 等で対応しています。

関西地区に於いてもバイオセーフテイ関連に携わる人達との交流会の場として、平成18年に関西バイオセーフテイ交流会 (関西BS交流会)を発足しました。以降、特別講演・各会員の講演等、年1〜2回開催し勉強会を行っています。

今後、更に関西BS交流会を進展させるために内容を充実していきたいと思いますので、多くの皆様、揃って参加してください。
関西BS交流会 会長 齋藤 學

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